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薬の多剤併用による害

最近、新聞で「ポリファーマシー(多剤服用)」という言葉をよく目にします。

ビックリした記事は、栃木県の病院での話でした。
入院していた患者さん、自宅でも服用していた医師の処方による14種類の薬を
規則正しく服用していました。
入院中に薬の副作用でアナフィラキシーショックが起こり、そのまま亡くなって
しまいました。

6種類以上の薬を常用することで、薬が身体にとって害になる可能性が高いと
言われています。

薬が身体を治してくれると信じていると、薬を飲まなければという思い込みがあるかもしれません。

しかし、身体は年齢とともに変わっていくものです。
以前に効いたものがずっと効くとは限らないし、ずっと症状が同じであるとも
限りません。

さらに、症状が軽くなっても薬を服用し続けると、薬の効力が落ちるだけでなく、
身体の機能も衰えると言われます。

薬には、病気を予防する効果はないので、適量を守って、自分の身体とも
相談しつつ、上手にお付き合いしたいものです。

では、まず初めに、常用している薬は、毒になるかもしれないと疑ってみる!

そして、薬を減らしたり、薬を止められたらどうかと想像してみてください。
薬の無駄が無くせ、服用の手間が省け、治療費も安くなるのでは?

減薬や断薬に少しずつ興味がわいてきますね。
ならば、医師からの減薬指示を待つのではなく、自分から進んで薬の相談を
してみてもいいかと。

何となく薬を飲んでいると、薬が原因で不快な症状が出るリスクは高まります。

例えば、ふらつき・転倒、記憶障害、せんもうは、降圧薬、睡眠薬、抗不安薬、
抗うつ薬が原因で起こっているかもしれません。

便秘は、睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬が原因かも。

高血圧・むくみは、痛み止めが原因かもなど、とても身近な薬からの副作用が
疑われます。

なので、不快な症状を抑えるための薬を服用し、別の不快な症状がでる可能性を
取り除くには、薬を減らすか止める必要があると思いませんか?

身体のために、減薬・断薬に興味を持つ、おすすめです!