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自覚症状がないのに見つかるガン

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ガンは、パターンが読めないので、超複雑系であると言われています。
例えば、同じ種類の乳がんでも、遺伝子マップが全く違うそうです。

1983年、乳がんの治療では日本でまだ乳房温存療法が行われていない時に、
その普及に力を入れた近藤誠医師という方をご存知でしょうか。

近藤医師の20年間にわたるがん治療の研究から、ガンには大きく分けると、
転移するものと転移しないものに分けられる特徴があるといいます。

(近藤誠医師による著書「クスリに殺されない47の心得」から)
日本人のガンの9割は、胃がん、肺がん、乳がんなど、
固まりを作るガン「固形がん」であるそうです。

その固形がんのうち、自覚症状がなく検査で見つかる以下のようなガンは、
ほぼ命にかかわらない転移しないガンであると言われています。

PSA(血液腫瘍マーカー)検査で見つかる前立腺がん
マンモグラフィだけで見つかる乳がん
ゼロ期の子宮頸がん
甲状腺がん
早期胃がん
胃・大腸のポリープ
胸部CTで見つかるすりガラス状の肺がん

従って、上記のようなガンは、なるべくそっとしておき、もしも痛みが出たら、
それを和らげる緩和ケアをするのが一番穏やかに長生きできるそうです。

がん細胞は、体内の正常細胞がちょっとだけ変化して育ってきたものなので、
最新医療の高額な治療法や免疫療法などで治すことが困難なものも多くあります。

がん放置療法を20年以上唱えている近藤誠医師は、異端と扱かわれているようですが、
がん治療には不必要な高額治療もあるので、ガンと診断されたからといって、
むやみにおびえてストレスをためない、治療法の選択肢は一つではないことを知る、
早期発見・早期治療で治してもらえると信じ込まないようにすることを
勧められていると思います。

ガンは生活習慣病と言われる医師の方々もおられますし、
食事内容、喫煙習慣、睡眠不足、運動不足、ストレスなどが原因の1つになりえると
わたしも考えます。以下、参考サイトです。
http://www.bee-lab.jp/interview/watanabe/07.html

病気は、色々な要因が重なることで、体全体のバランスが崩れることから
発病すると考えられるので、絶対に治るという万能薬はないと思います。

ガンに限りませんが、治療は、1人のお医者さんまかせでなく、
サードオピニオンまで聞くといいと言われています。

その上でどういう治療を受けたいのかを自分で考え、家族とともに相談して、
治療していかれることをおすすめします。