先日、10月12日(木)父が胃がんのため、岡山大学病院で手術を受けました。
術前のPET検査などでは、がんのリンパ節転移がみられず、
ステージは、3b-3cあるいは4の可能性があると言われてました。
また、父の腎機能が弱くなっているので、
手術をするには、体力がギリギリのところかもしれないけど、
(腎臓の数値が普通の人の3分の1しかないということでした…)
84という年齢のわりに身体の動き、会話もしっかりとしているので、
本人が手術をするという意思も固いし、腹腔鏡検査で胃の中を診て、
胃全摘、胆全摘の手術をする予定でした。
腹腔鏡検査とは、へその下あたりなどに3cmほど切開して穴をあけ、
そこから細い内視鏡を挿入して、腹部の臓器を直接観察したり、
組織を採取して組織細胞診(生検)したり、手術を行うこと。
腹腔鏡検査の詳しい説明は、以下のサイトを参考まで。
https://ja.healthline.com/health/laparoscopy
しかし、腹腔鏡検査で胃の周りのリンパ節にガンがあることが見つかり、
さらに、検査中に腎臓の数値がさらに悪化し、胃を全摘したら、
術後は透析生活を余儀なくされるということで、全摘手術はしませんでした。
ただ、幸いなことに、胃の詰まりはないので、食事は普通通りにできるということで、
腹腔鏡検査の後、2晩病院に泊まって、10/15(日)の午前11時に退院しました。
術後の痛みも幼児が飲めるほどの弱い痛み止め(錠剤)で、
コントロールできるということもあり、点滴の必要がなかったからです。
10日間ほど、まだ痛いから食欲もでないと父はこぼしていましたが、
今もあまり食欲がなく、おかゆを食べることが多いので、
がんを手術で取れなかったことがかなりのショックだったと思います。
手術はすごくすごく怖いけど、取って治る可能性があるのなら、
怖いのを我慢して我慢して、取ろうと決心したから…
そんな父のことを考えると、とても胸が苦しく、切ない気持ちになり、
目にあふれるものが。。。
精神的な負担がかかると体力も消耗するのだと、実感します。
自分のことでなくとも疲れるのだから、父はもっともっと疲れるのかと、
想像していますが、、、
昨日、父は脳神経センター大田記念病院に1週間の予定で入院し、
抗がん剤治療をするために検査をするということでした。
病室に父の知り合いがいると聞いたので、気分転換になったり、
気持ちが明るい方向に向かってくれるといいなと思っています。
この入院で、家族にとっても、父にとっても、いい距離感が保てる、
気持ちの面でも習慣の面でもいい変化がでるといいなと考えています。