「感動!!!!」しました。
クラシック音楽はCMでしか聴かない、何か楽器を演奏できるわけでもない、
なんの予備知識もなく、新聞で名前を見知っていたのでちょっと気になって、
映画「フジコ・ヘミングの時間」を観てきました。
フジコ・ヘミングさんが子どもの頃に描いた絵日記で生い立ちを紹介したり、
パリ、ベルリン、京都、東京での自宅やペットとの生活、演奏風景など、
年間60公演行うという彼女の現在も観れるドキュメンタリー映画です。
だいたい80代半ばぐらいかなと思うのですが、老いた感じがなく、
とても思慮深い姿に只々感動しました。
更に、フジコ・ヘミングさんが「椅子に座って、考えるのが好きなの。」
とタバコを吸っている姿は、姿勢がいいわけではないけど、
落ち着いた凛とした雰囲気がとてもとても素敵なのです。
子ども時代は、父親が帰国したまま連絡がなくなったこと、
母からアホだアホだと言われつつ、毎日ピアノの練習を強いられたこと、
ハーフであることから配給の連絡を貰えなかったこと、いじめられたこと、
戦争で国籍不明になって国外に出られなくなり、ピアノ留学が遅れたこと、
ピアノ教師として、色々な地でピアノを教え歩いたこととか、
今まで辛いことが多かっただろうと想像するのですが、
彼女の話し方は、恨みがましいところがなく、納得しているという感じで、
無責任なところを微塵も感じない、超めちゃくちゃカッコイイ!!
1日に4時間ピアノを毎日弾くそうですが、気を入れた演奏とそうでない演奏は、
素人のわたしでも音の違いが分かるほど、全然違います。
プロフェッショナルで、アーティストなフジコ・ヘミングさんに惚れてしまった。
演奏している場面を多く見たわけでも、話をたくさんしているわけでもないのに。
雰囲気のあるその姿が、いい!!
フジコ・ヘミングさんの演奏、クラシック音楽に造詣がなくても、
うっとりしてしまいました。
11/2(金)に三原でフジコ・ヘミングさんのコンサートがある予定です。
(既にチケットは完売したそうですが。。。)
次の機会があれば、生演奏、すーっごく聞いてみたい!!
プロフェッショナルアーティストのドキュメンタリー映画、おすすめです!
それで興味を持った映画が、「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ・アディオス」
18年前のドキュメンタリー映画の続編で、福山シネマモードで
9/21から上映開始されます。
「フジコ・ヘミングの時間」は、9/21(金)で上映終了、
「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ・アディオス」は、10/5(金)終了予定です。
お時間が合えば、行ってみてくださいませ。