スタッフ ブログ

習得するには?

なかなか梅雨入りしない中国地方でしたが、51年ぶりに梅雨入り記録を
更新しましたね。

6/24に梅雨入りしたのが一番遅い記録だそうですが、今年は6/26。

そして、7月の雨量が多くなる予報が出ているので、今日は、長雨時に自宅で
何かを習得するためになる本を紹介しようと思います。

何かを成し遂げる時には、量が質を超える必要があると言います。

それは、基本を大事にすることであり、心をこめて繰り返し練習すること。
簡単な方法はないと多くの方々が本の中で言い切ってました。

特に、英語学習のバイブルと言われる「國弘流英語の話しかた」では、繰り返し
何百回、何千回と音読すること、「只管(しかん)朗読」の重要性を説いています。

只管打坐(しかんたざ)からヒントを得て著者の國弘正雄さんが作った言葉で、
ただひたすらに座禅するように、ただひたすらに音読することです。
しかも内容が分かっている(中学生の)教科書で基本をしっかりとマスターするのが
最適であると言います。

すらすらと読む順に絵がイメージできるようになるまで読むと、英語を日本語に
訳す必要がない、英語脳になれると。

英語を習得すると決めたら、まず、この本を読んで欲しいと指導歴30年の
英語講師である(著書多数あり)安河内哲也さんが強く勧めていました。

スポーツ選手の反復練習、芸術家の本物を繰り返し見る、真似る行為なども
例にあげて、基本動作を繰り返し練習することが、いかに大変で重要なのかを
示してくれています。

習得するには、急がば回れなのだと実感しました。

さらに、テルモの世界一細いインスリン用注射針を開発したことで有名な
岡野雅行さんは、究めるために一番肝心なことは、基礎をかためること。
基礎をないがしろにして、難しいこと、上等なことをやりたがると
中途半端なことになってしまうと。
基礎を固めるとドイツ語の本でも、図面を見ただけで理解できると言います。
(”人生は勉強より「世渡り力」だ!腕<スキル>を生かす人付き合いの極意”より)

以下のサイトは、岡野雅行さんのインタビューです。参考まで。
https://www.894651.com/column/craftman_005

レバレッジ時間術などの著書で有名な本田直之さんは、「よほどの天才でない限り、
短期間で成果を出す方法はありません。しかし、時間をかければ誰でも目標に近づいていくことができます。」と言います。
(”何を捨て何を残すかで人生は決まる”より)
一度きりの人生を充実したものにするために、どうしたらいいかを教えてくれる
興味深い内容でした。

以下のサイトは、本田直之さんのインタビューです。参考まで。
https://doda.jp/executive/contents/person/01_1.html

最後に、ハイディ・グラント・ハルバーソン「やり抜く人の9つの習慣」を
紹介します。
コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長、社会心理学者の
ハイディ・グラント・ハルバーソン曰く、”成功とは、「正しい選択」「正しい
戦略」「正しい行動」によってつかむものです。決して生まれつきのDNAで
決まるものではありません。”

この本で紹介されている方法で、if-thenプランというのがあります。
「いついつになったらやる」「もし~になったら、○○する」と、事前に行動を
決めておくというものです。
1つではなく、2つ、3つと選択肢を持っていると行動に移りやすいので、習慣に
しやすいと感じました。

「やり抜くための9つの習慣」は、文章が簡潔で読みやすいです。
そのためか、9つすべてがすぐにできるようにならなくても、
いずれできるようになる、まだできないだけと考えて、試し続け、
著者が言うように「達成できない目標などない」と信じられるかと。

内容にインパクトはないかもしれませんが、頭が整理されて良いと思います。
とてもおすすめです!