まだ、研究者たちが熱く研究中の内容であるということでしたが、
腸内フローラを整えると、性格までも変わる可能性があるそうです!!
今まで、遺伝した性格は変わらないけど、人格は変わるという考えで、
色々と失敗したりとか経験を増やして、学習していくことが重要だと
思っていました。
でも、これだけでなく腸内環境も同時に改善していくと、
臆病な性格が活発になれるときが来るかもしれないって、
とても楽しみではありませんか?
マウスで実験をしている段階で結論を出すには早いようですが、
バクテロイデス・フラジリスという腸内細菌が腸壁を整え、
余計なものが体内に入らないよう守る「バリア機能」を高める働きを持っていて、
整腸作用をもたらし、コミュニケーション能力の改善に役立つ可能性があるとか、
ビフィズス菌が出す物質の一つ「酢酸」に、腸の細胞を活性化し、
バリア機能を高める力があるとして、食中毒の他にも、肥満、糖尿病、
アレルギーなど、色々な病気の治療に効果を期待されていると言われています。
細菌の餌となる食品を取ったり(=食事)や特定の細菌を飲んだり、
腸内細菌の種類を増やす(腸内細菌の多様性を高める)ことで
腸内フローラが整えられ、行動が変えられ、
起床・就寝など規則正しい生活時間にも気をつけるようになるかも、
そうしたら健康増進にも繋がっていき、一石二鳥どころか、三鳥、
四鳥にもなりうる、画期的なことかと!
さらに、腸内細菌を使った治療は、薬を使った治療と違い副作用が少なく、
身体に優しく、穏やかに効く可能性があると言います。
腸内細菌を使った治療法は、これから、大変期待できる治療法の一つですね。
腸内フローラという言葉はよく耳にするので、
今まで様々な医師によって書かれた本を読みましたが、
NHKスペシャル取材班著
「やせる!若返る!病気を防ぐ!腸内フローラ10の真実」という本は、
分かっていることを全部伝えようとしている熱意、平易な文章で理解が簡単、
身近に興味を持てる内容でどんどん読み進めたくなる良書でした。
本書の内容は、ここに紹介し切れないほど本当に豊富です。
腸内フローラに興味を持たれたら、読んでみることをおすすめします!!