ちょとした挨拶などでも、言葉には、気持ちを良くすることもできるし、
悪くすることもできる。
やはり、人の言い方や感じ方で気持ちがすっかり変わったりするので、
伝える難しさをちょくちょく感じてしまいます。
謝るとなると、特に神経質になってしまうかと。
そんな苦手意識が働いてしまう謝罪ですが、
効果的な謝り方について具体的な研究が進んだのは、最近だそうです。
先日から読んでいる、ガイ・ウィンチ(精神科医)の
「NY人気セラピストが教える自分で心を手当てする方法」
に紹介されていた方法を以下に紹介しますね。
謝り方の基本は、「反省・謝罪・お願い」の3ステップ。
あんなことをして本当に悪かったという誠意を表す=反省
ごめんなさい・すみませんという言葉そのものを言う=謝罪
許してくださいと相手に許しを請う=お願い
さらに、効果的な謝罪とするために、以下、3つの材料を追加してます。
⓵相手の話を全部聞き、その怒りの感情を認め、共感する
⓶弁償や埋め合わせを提案する
⓷自分の行動が無責任で不適切であったと認める
これら全部を含めて謝罪すれば、相手が嫌な気持ちになることは
ないだろうとあります。
しかし、わたしは、謝罪するときにお願いごとをするのは、
違うのではないかと、ずっと思っていました。
なぜなら、許しを請うとか言わなくても誰でも想像つくだろうし、
許してほしいんだろうなと分かっても受け入れたくないかもしれないし、
とか思っていました。
だから、そんな地雷を踏むようなことを相手に言わない方がいいと。
でも、それは言い難いことを回避しているので、逃げ出す行為と一緒だそうです。
相手と向き合わず、自分の責任を軽くしようとする行為であり、
自分の非を認めていないことを表すと説明がありました。
ウーン、これだと言い訳しただけと取られて、終わる最悪のパターンだと。
許しを請わないと、許しは与えられず、
何も言わずに相手に期待するわけにはいかないとあります。
何とか分かってくれるだろうは、
自分で責任を取らない行動になるのだとこれで理解できました。
謝罪の難しさは、最後まで自分の責任を果たせるかどうかだと思います。
許しを請うところまで、きっちり謝罪する。
肝に銘じましょ!!
精神科医による効果的な謝罪、おすすめです!