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効率よく身体を使うとは?

効率よく身体を使うには、1ヶ所に偏ることなく、まんべんなくどの筋肉も使える
ことが必要です。
なぜなら、身体の1部分への過度の負担が軽減されるので、疲れにくくなるからです。

しかし、個人個人で使い方の癖も違うし、身体に左右差があるのが普通なので、
身体を効率的に使うのは、理論的には可能だろうけど、簡単なことではない
と考えていました。

それに、自分では無意識のうちに身体を使っていることも多いので、神経伝達が速やかに行われること、生命活動を保つよう調整するために働いている自律神経の機能が正常である必要があります。

自律神経は、副交感神経と交感神経の2種類があります。
ざっくりとした説明ですが、副交感神経は、休息しているとき、
交感神経は、活動しているときに活発になります。

詳しい説明は、以下を参考に!
https://healthcare.kao.com/main_post/autonomicnerveskiso/

そして、今は副交感神経優位が基調にあるといいます。
というのも、飢えを感じることもなく、ライフラインが完備され、
家電やインターネットなどの発達により生活が便利になったことで、
肉体的にきつい労働からも解放されたため。

ただし、結果的に人々は飽食になり、極端な運動不足になったので、
副交感神経優位から交感神経緊張型に移行しています。

さらに、現在は人間関係などの悩みから精神的なストレスを抱えやすくなったため、
交感神経緊張型になりやすくなっています。また、病気の治療のため薬物を摂取する
ことから、薬物性交感神経緊張を起こします。

現在は、症状が出たから何か改善策を講じましょうで、軽めの運動習慣や
規則正しい睡眠・起床習慣、食生活など、生活を見つめ直すことを薦められます。
いわゆる、対症療法です。

しかし、対症療法以外に、身体を効率的に使うことで疲れを事前に調整できる、
予防できるようになれば、脳の疲れが溜まって身体の不調が起きなくなれば、
交感神経優位の状態から回復できるのではないでしょうか?

そこで、山田知生「スタンフォード式疲れない体」に記載のIAP呼吸法です。

以下は、IAP呼吸法を紹介する山田知生さんのインタビュー記事を掲載する
サイトです。
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2018/10/913-iap.html

交感神経を自力で整える方法は、呼吸しかないと言われていますが、
このIAP呼吸法は、赤ちゃんの時は腹圧を保ったまま呼吸していたことから
ヒントを得たそうです。

以下、本文から一部抜粋します。
「乳児期、腹圧呼吸することで体は徐々に安定しはじめ、首が据わり、寝返りが
打てるようになります。そして、やがて赤ちゃんは立てるように。
これこそまさに、「体の中心が安定しスムーズに中枢神経と体の各部が連携する、
万人に共通する最適で効率のいい体の使い方」です。これをIAP呼吸法という
科学的メソッドにしたのが、パベル・コラー博士でした。」

以下は、分かりやすく説明しているYouTubeのサイトです。

この呼吸法は、1分間で吸って吐くを5回繰り返したら終わりです。
それを1日に2回行うだけ!

慣れるまで少し難しさを感じるかもしれませんが、試してみる価値ありかと。
おすすめです!