アラフィフなので、老後のことも真剣に考える時期かと思っていたとき、
田口智隆“金持ち老後、貧乏老後”が目に留まりました。
ファイナンシャルインディペンデンスという会社を経営している方なので、
お金に関する内容が中心だろうと、“金持ち老後、貧乏老後”を読んでいました。
しかし、驚いたことに、始めにお金に関する話があっただけで、ほぼ健康管理や
親子や夫婦間の将来についてしっかりと話し合う重要性など、人生設計に関して
しっかりと考えてみようと提案する内容でした。
本の最初には「この本は投資を勧めるものではありません。」と注意書きまで
ありました。
田口智隆さんは、必ず直ぐ行動に移したほうがいいという書き方で提案をされて
います。
例えば、100歳まで生きると仮定して、いくら不足するか計算してくださいと。
月に30万円生活費が必要で、年金が20万円なら、10万円が不足しますので、
70歳からの30年で、10万円×12か月×30年=3600万円を若年から用意し始めること
だそうす。
そこで、長期での積立投資におすすめの投資信託を4社、掲載されています。
・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾン投信)
・楽天資産設計ファンド(楽天証券)
・SBI資産設計オープン(SBI証券)
・マネックス資産設計ファンド(マネックス証券)
「時間を味方につけて、長期で戦う。複利のパワーを存分に生かす。」ことを
強調されてました。
以下は、投資信託についての田口智隆さんが説明しているサイトです。
https://cakes.mu/posts/23716
ただし、絶対こうでないといけないとか、しなければならないと考えず、
「これもいい、あれもいいね。うちは、こうかな。」とストライクゾーンを
広く持ち、自分のスタイルを確立していくといいそうです。
さらに、どういうことに手間暇惜しまず時間をかけるか、何を省くかも
教えてくれています。
例えば、健康管理や家族との話し合いには、丁寧に時間をかけること。
医療保険は省くもの。というのも、貯蓄がない人が入るべきだから。
特に今現在何か治療している病気がないなら、100万円の貯蓄かそれ以上に
なったときにすべて解約してよいと。
今まで医療保険を安く抑えることは考えていましたが、解約することは思っても
みなかったので、今後の計画に加えようと思いました。
あと、自己投資とは、自分にご褒美を上げることではないという言葉も
印象に強く残りました。
そして、暇つぶしの時間を過ごしてはいけない、時間を有効に使うようにとも。
どんどん自己に対して投資して、自分で楽しく稼げるようにしようと。
収入に繋がる趣味などの技術を磨いていき、老後を心豊かに生きれるように
勧められていました。
田口智隆さんは、どう考えて自分たちの生活をしていくか教えてくれています。
老後や生き方を考える参考に、おすすめです!