これから、大掃除という方、多いかと思います。
高いところに手を伸ばしてのはたきがけ、
網戸の洗浄や窓の拭き掃除など。
このような年末年始の準備時に、腕を伸ばし、高いところのものを取ろうとして、
ぎっくり腰になった、肩が痛くなったりしたと聞いたことはありませんか?
この時期、寒いだけでも筋肉は収縮してしまいますし、
人は40歳を過ぎると筋肉量が減り、加齢とともに筋肉が萎縮していきます。
筋肉が収縮・委縮したままだと、柔軟性が減退します。
例えば、劣化したゴムを無理にねじったり、引っ張るとどうなるでしょうか?
ゴムが細ければ、切れる、あるいは、伸びきってしまうでしょうね。
同様に、筋肉も柔軟性が低いと、いつもと違う動きに対して、
細い血管が切れる、あるいは、靭帯が伸び切ってしまう、
痛みを感じるなどの症状が出やすくなる傾向があります。
身体が固まっていると、急な動きについていけないものだと想像できますね。
筋肉は伸び縮みできるからこそ、骨は、動かせます。
身体のどこかで筋肉が伸びたまま縮んだままであれば、
身体を動かせる範囲が狭い状態になってしまうのです。
そのため、可動域が狭い状態のまま無理な姿勢をとったり動くと、
怪我をしたり、色々なところに痛みなどの症状が現れたりします。
筋肉を緩める対策としては、息をしっかりと吐ききるようにする。
座ったままだと、お腹の中の空気が出にくいので、
まず、両手を身体の横に下ろして、立ちましょう!!
そして、両手のひらを解剖学的正位置に(人に見せる向きに)します。
その両手のひらを胸の前まで持ち上げ、両手のひらを下にくるりと返します。
こうすることで、肩が前のめりにならず、猫背の姿勢を防げるので、
調理するときや掃除をするときも、この姿勢を意識しましょう。
下に向けた両手のひらをおへその下辺りに置き、ハーッと言いながらでもいいので、
お腹がペッタンコになるまで息を吐きます。
吐ききると、十分に筋肉も緩むし、吐きながらでも十分な量の空気が吸えるので、
吐くことだけを考えて試してみてください。
筋肉が柔軟であると、体のゆがみも治りやすいし、疲れにくいです。
わたしは、この姿勢で包丁の切れ味は変わらず、野菜を切ったら、
力を入れずに千切りキャベツが速くできたので、とても嬉しかったです!!
しっかりと息を吐くと縮んだ筋肉が緩むので、姿勢を正すことから始めましょう。
おすすめです!!