ふくやまプレミアム付商品券をお持ちの方は、
当院でも治療費としてお使いいただけますので、
使用期限の2020年3月31日(火)までにお使いください。
最近、脳科学者の茂木健一郎さんと臨床心理学者の長谷川博一さんの共著
「生きる どんなにひどい世界でも」を読み終わって、知らないこと、
考えてもみなかったことが沢山あって、もっと色々と考えたほうがいい
と思いました。
この本では、生きづらさをテーマにお二人が対談されています。
職業的な立場から考えると、意見の違いもあったりしますが、
人として考えが同じであったり、繋がりがあったりする内容は、
とても興味深かったです。
例えば、典型的な状態や標準に近づけようとか、
そういうことが必要な状況(集団生活など)もあるけど、
罪人にもそこに至るまでの理由、生い立ち、環境などがあると
考えることは、不要なことではなく、人間として当然の権利だとか。
人間は生きているだけで有用であるという考え方があるので、
年齢や性別、能力などに違いがあっても、みな等価であるとか。
被害を被った当事者であれば、加害者が全面的に悪く、
罰を下すことや復讐ばかり考えたりすることがあると思います。
当事者の場合、理論が分かっていても受け入れられないことはあるので、
そんな時に火に油を注ぐようなことは言いませんが、理論を知っているのと
知らないのでは、切り替えられるまでの時間の長さがかなり違ってくるかと。
脳には、楽しい思い出や成功体験より、悔しい恥ずかしい体験などを
より一層鮮やかに長～く覚えているそうです。
なぜなら、生存確率を上げるために、失敗したことを忘れない機能が、
脳の一部にはあるから。
ネガティブ思考が続くときは、原始的な脳が幅を利かせていると考え、
自分なりに言い替えを試してみると、早く暗い気分から脱出できるかも。
以下は、原始的な脳の機能についての記事です。
https://forbesjapan.com/articles/detail/20572/2/1/1
人は思い込みの気持ちが強いので、理性的には動きにくい
傾向があるそうです。
なので、いろいろな方向から考えてみたりするのも
気持ちを切り替え、行動に移すには、効果的かと！
みな等価だと知ると、どの人が良いとか悪いを判断する必要がないと分かって、
恨みの感情などはコントロールしやすくなるかもしれません。
みな等価、覚えておきたいですね。
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